ハエトリソウは初春頃、
綺麗な白い花を咲かせます。あの禍々しい捕虫葉からは想像できないほど可愛らしくて小さな花です。今年もまた同じく綺麗な花を…と思ったのですが、今回は少し様子が違うようです。何事?花茎の先端から新芽が生えてきたではありませんか!
ハエトリソウの花茎から新芽が…!?
●花茎の先端から新芽が!?
【枯れた花茎から新芽?ハエトリソウの恐るべき繁殖力】
本来であれば、株中央から伸びてきた花芽は発見次第切るようにしています。可愛そうですがこれもハエトリソウのため。彼らは花を咲かせる際、
とてつもない体力を消費してしまうのです。そのため、「花を見たい!」、「種を採りたい!」といった理由がないのであれば、早い内にとってしまうのが無難です。しかし、今シーズンは久し振りに花を見て写真に納めようと、
あえて花茎は切らずに残していました。
よく見ると捕虫葉も形成している
さてこうなると
あと2~3週間で花茎は枯れていくはず…と思っていたのですが、なにやらいつまで経っても一向に枯れない茎が1本。気になってよく見てみると、なんと
花茎の先端から芽が出てるではありませんか!
花茎の至る所から新芽が…
長いことハエトリソウを育ててきましたが、
こんな現象を見たのは初めてです。いや、結構な確率で花茎は刈ってしまうため見れていなかっただけかもしれません。それにしても異様な光景ですね。このまま観察を続けるべきか植え直すべきか悩ましいですが、
葉の先端の捕虫葉が若干黒く変色してしまっているため、恐らく長期間はもたないものと思われます。
本来であればこのように真っ黒になって枯れる
面白そうなので、もうしばらく様子を見てみようかと思います。
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