九州以南に生息するクラゲで、名前の通り常に逆さまになっています。一見イソギンチャクの様にも見えますが正真正銘のクラゲ。彼らは
タコクラゲ同様、体内に
「褐虫藻(かっちゅうそう)」と呼ばれる藻類を共生させています。この褐虫藻は
サカサクラゲから住処を提供してもらう代わりに、光合成を行なった際に生じる副産物(養分)を分け与えています。もちろんサカサクラゲはそのもらった養分だけでなく、一般的なクラゲと同様にプランクトンなども捕食しています。また彼らの傘には放射線状に白い模様があるのですが、これは
「軟骨上組織」といい、傘の補強材としての役割を担っています。
サカサクラゲは他のクラゲとは違い
水流を必要としないため、クラゲの中で最も飼い易い種類だといえます。がしかし、褐虫藻と共生しているということから、照度の強い照明の設置をおすすめします。
ちなみに私の名前であるカシオ(CASSIO)、実はこのサカサクラゲの学名「Cassiopea ornata」からとっています。
●サカサクラゲとは
【学名】
Cassiopea ornata
【分布】
鹿児島以南の浅い海
【時期】
夏~秋
【傘径】
約20cm
【飼育水温】
25℃前後
●サカサクラゲ関連アイテム
【生体・飼育アイテム・関連グッズ等】
こちらでは、サカサクラゲに関する様々な
グッズ(書籍・DVD・日用品・インテリア・雑貨など)を始め、
飼育関連アイテム(生体・機材・用品等)も多数ご紹介しています。クラゲなのにあまり泳がない…それでもその知名度はクラゲ界随一!魅力的なサカサクラゲに迫ります。
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