蝶のように羽ばたきながら泳ぐ姿からこの名前が付けられました。有櫛動物はその見た目や泳ぎ方が多種多様なため、見ていて全く飽きませんね。
彼ら有櫛動物は
ミズクラゲや
アカクラゲなどが属する刺胞動物と違い、
雌雄同体です。つまり、一個体だけで繁殖することができます。おまけに
ポリプ世代がないため、生涯浮遊生活。餌に関しては、同じ有櫛動物門の中でも
ウリクラゲなどの属する
無触手綱のクラゲはクラゲ食のため、餌の確保は難しくなってしまいます。しかし、このチョウクラゲや
カブトクラゲなどの属する
有触手綱、彼らは小型のプランクトンなどを捕食するため、一般的な刺胞動物門のクラゲと同様に飼育することができます。
ここまで聞くと、「クシクラゲ類の飼育や繁殖は容易?」と感じてしまいますが、実際に飼育をしてみるとそうでもありません。
割と長期飼育の難しいクラゲに思います。
しかし時期によっては海面に大量に発生することがあるため、その採集は簡単です。一度チャレンジしてみてはいかがでしょうか?
有櫛動物門/有触手綱/カブトクラゲ目/チョウクラゲ科
●チョウクラゲとは
【学名】
Ocyropsis maculata
【分布】
三陸南部以南
【時期】
春~秋
【傘径】
約10cm
【飼育水温】
20℃
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