アカクラゲ編Part2(模様の謎と別名について)





●アカクラゲの模様の謎


【アカクラゲの模様には意味がある?】

 アカクラゲには、「連隊旗クラゲ」という別和名があります。これは、傘の頂上から放射線状に広がる模様からきているそうなのですが、タコクラゲやサカサクラゲの持っている「軟骨上組織」とは全く関係なく、ただの模様です。では彼らは何故このような模様をしているのでしょうか。実は、正確にはまだ分かっていないのです。ただ、いくつかの説は挙げられています。

◆稚魚の目印?

 アカクラゲの傘の周りには、稚魚が群れていることがよくあります。これは稚魚が天敵から身を守るためのすべだと言われているのですが、もしかすると、「アカクラゲが稚魚の目印となるようにわざとこのような模様をみにつけているのではいか」というのが一つ目の説です。しかし、もしそうであるならばアカクラゲには一体どんなメリットがあるのでしょうか。稚魚を襲いに来た魚を食べることができる?それとも、たまに稚魚達を食べているのか…。

目印



◆毒を持っているアピールのため?

 生き物の中には、自身の体色をわざと色鮮やかにすることで、相手に「自分は毒を持ってるから襲うなよ!?喰うなよ!?」とアピールしているものがいます。キノコ、タコ、カニ、クモ、等々…。海の生物だけでなく、陸上にいる生物も同じような手段をとっています。まさに生き残るための知恵。どんなに強い毒を持っていたとしても相手にわからなかったら普通に食べられてしまいますからね。
 もしかするとこのアカクラゲも、彼らと同様「自分は毒を持っているぞ!」とピールするためにわざとこのような模様をしているのかもしれません。

毒





●アカクラゲの別名について


【かの有名な戦国武将「真田幸村」が使ったハクションクラゲとは!?】

 戦国武将「真田幸村」は、このアカクラゲの毒に着目し、世にも珍しい武器を開発しました。その武器とは、相手にくしゃみをさせる恐ろしい(?)粉です。

くしゃみ


 少し話はそれますが、皆さんは海水浴に行かれた際、「近くにクラゲが居なかったのに刺された」という経験はありませんか?以前にも記述した通り、クラゲの「刺胞」は何らかの刺激を受けた時初めて蓋を開き相手を刺しますが(クラゲの意思に関係なく)、実はこれ、触手がクラゲ本体から離れていた場合にも関係なく起こります。すなわち、海中を漂っている千切れたクラゲの触手に触れただけでも刺されてしまうのです。海でクラゲに刺された時、「周囲にたくさんいた居た」という理由からよく犯人扱いされてしまう「ミズクラゲ」ですが、実はたまたま近くを流れていた「アカクラゲの触手」に、無意識のうちに触れてしまっていたせいかもしれませんよ。

 このような特性に目を付けた「真田幸村」は、乾燥させ粉々にしたアカクラゲを相手に振りかけることを思いついたのです。こんな粉を被ってしまえばひとたまりもありません(くしゃみだけでは済まないような気もします)。後にアカクラゲが「ハクションクラゲ」と呼ばれるようになった理由はこのことからだったのです。

【食虫植物を育てるコツ】以外にも簡単!?絶対に失敗しないためのポイントとは

 「肥料や虫は与えない?」、「触ってはダメ?」、「置き場所は変えない?」等々、「食虫植物全種に共通する育て方のコツ(考え方)」についてご紹介していきます。種類ごとの詳しい育て方についてはまた追って記述していきます。



 皆さんの中にも、「食虫植物を興味本位で買ってみたけどすぐに枯らしてしまった」なんて経験をされた方はいませんか?確かに「食虫植物」は他の植物に比べるとやや癖があり、枯れる時には一気に枯れてしまいます。そこで今回は、食虫植物初心者の方でも絶対に失敗しないためのコツ...というよりも、食虫植物を育てる前に絶対知っておいてほしいことについてお話しします。基礎をきちんと理解しておけば意外にもご自宅で簡単に栽培出来ます。もちろんいずれは花を咲かせ、種を回収...なんてことも可能です。
 一度失敗した方でも是非、もう一度チャレンジされてはいかがですか?




●原産地・生息地を知る


【植物に合った環境・気候を再現!】

 食虫植物を枯らしてしまう一番の要因がこれ。ずばり、「勘違い」です。一体どういうことかと言いますと...皆さんは「食虫植物の生息地」と聞いて、どんな環境を想像しますか?恐らく、「年中暑くて、じっとりとしている熱帯雨林」というイメージが強いのでは???
 まさにそれこそが大きな勘違いなのです。確かにこういった熱帯雨林に自生する食虫植物は多いですが、全てではありません。



 例としてよく挙げられるのは、「ハエトリソウ」です。夏場、ホームセンターやショッピングセンターなどで見る機会も多く、食虫植物の中でも馴染み深い種ですが...実は彼ら、北アメリカの平地や湿地などに自生しています。そしてこの北アメリカには、日本と同じく「四季」が存在しているのです。

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 つまり、彼らを「熱帯性の植物」だと誤解し、年中温かくし育てていると...本来「休眠」をする冬の時期にゆっくり休めず、段々と力尽きて枯れていってしまうのです。このような失敗を防ぐにはとにかく、「育てる植物の生息地・気候を十分理解しておく」ことが重要です。四季のある地域・年中温暖な気候の地域・気温の低い高山など、様々な地域に彼ら食虫植物は自生しています。そのことを決して忘れないようにしましょう。




●肥料や虫は与えない!?


【栄養分の乏しい土壌を再現!】

 「食虫植物にはどれくらいの頻度で虫を与えなければいけないの?」と疑問を持つ方も多いのではないでしょうか?これには賛否両論あるとは思いますが、少なくとも私の場合は与えていません。ただしこれは「食虫植物にとって虫は不要」だという意味ではありません。そもそも虫を捕まえるためにあのような奇妙な捕虫葉を進化させてきたので、本人としては虫がほしいはずです。
 私が言いたいのは、「わざわざ毎日人が手で餌をあげる必要はない」ということです。外で栽培していれば、欲しい分は自力で調達できますし、そもそも彼らも一般的な植物同様「光合成」をするため、虫が取れなくても死ぬことはありません。虫を与える事を考えるぐらいならば、日光のよく当たる場所を考えてあげたほうが良いでしょう。



 そしてもう一つ、肥料は必要ありません。これについても賛否両論あるとは思いますが、私は今まで一度も与えたことはありません。そもそもこの食虫植物たちは栄養価の乏しい土壌に自生しているため(そのため虫から養分を獲る)、あまり肥料などで栄養分を与えると枯れてしまう恐れがあります。しかし食虫植物愛好家の中には、希釈した肥料などを与えている方もいるため、一概には言えません。少なくとも、肥料を与えなくても元気に育てることは出来ます




●捕虫葉を触ってはだめ!?


【捕虫葉を動かすのにはエネルギーが必要】

 こちらでご紹介するのは、先にも登場した「ハエトリソウ」についてです。彼らの捕食シーンは、誰しも一度は見られたことがあるのではないでしょうか?虫が捕虫葉の内に到達した瞬間、驚くべきスピードで葉が閉じられ虫を捕食しています。これは別に虫でなくとも、人が指で触っただけでも同じような動きを観察することが出来ます



 これを面白がり、指で何度も触りたがるという気持ちは確かに分かります...しかし、この「ハエトリソウ」を枯らす大きな要因になりうるということを覚えておいて下さい。そもそも、普段はあまり動かない植物がこのように俊敏な行動をとるには、莫大なエネルギーを必要とします。そのため、指で触り何度も葉を閉じさせると、いつしか疲れ果てて枯れてしまうのです。大切な食虫植物を枯らさないためにも、ここはぐっと我慢して見守ってあげて下さい。




●置き場所は変えない!?


【お店で植物が置かれていた場所もチェック!】

 これは食虫植物に限らず、他の植物を育てる上でも大切な事です。例えば、今まで室内の明るい窓辺で育てていた植物を外に出したとします。光量・気温・湿度などの様々な変化が起き、植物がうまく適応できなければ最悪枯れてしまうでしょう。そしてこれは、植物を買ったばかりの時にも起こりうります。購入したお店でその植物が生活していた環境と自宅の環境が違いすぎる場合などがそれです。なので、買ったお店の環境もしっかりとチェックしておきましょう。



 しかし、場所を移動せざるを得ない場合も出てくるでしょう。そのような時は、植物をゆっくりと環境に慣れさせていくことをおすすめします。外に出したいのであれば、まずいきなり外ではなく、窓辺の一番明るい所へ。その次は、外の日陰。そしてゆっくりと太陽を浴びせてあげると良いでしょう。そしてここで一番注意して頂きたいのが、冬場「休眠」をする植物の扱いについてです。先にご紹介した「ハエトリソウ」のように冬場休眠をする植物の場合、外が寒いからと言って室内に戻してはいけません。寒さを十分感じさせ、しっかりと休眠させてあげましょう。こうすることで、翌春元気な新芽を生やしてくれるはずです。ただし、もしその植物が霜に弱かったり凍るとダメになってしまったりするのであれば、容器などを被せて軽く保温してあげると良いでしょう。




 
いかがでしたでしょうか?食虫植物を育てるコツをいくつかご紹介してきましたが、やはり一番大切なのは、その植物の生息地や環境をしっかりと勉強しておくことです。四季のある地域でしたら冬場しっかりと休眠させる。年中温かい気候の植物であれば、冬場もちゃんと保温する。高山に自生しているものであれば涼しい環境に。夜霧が出るところならば、寝る前に霧吹きをしてあげる...などなど、その植物が暮らしていた環境を再現してあげることが、元気に育てるための一番の近道になります。是非一度、「食虫植物」を育ててみませんか?それでは。

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▼関連記事
【日本にいる食虫植物】どこにいるの?採っても大丈夫?気になるあれこれ徹底解説




アカクラゲ編Part1(魅力と生態について)

 初めて見る人でも、「毒を持っている」とわかるほど毒々しいオーラを放っているクラゲ、「アカクラゲ」。日本各地の沿岸にミズクラゲとほぼ同時期に海で観測されますが、その毒性はミズクラゲとは比にならず、非常に危険です。今回は、そんな「アカクラゲ」についてご紹介していきます。



アカクラゲ
鉢虫綱/旗口クラゲ目/オキクラゲ科
学名:Chrysaora pacifica





●アカクラゲの魅力


【美しいものには棘がある?】

 見た目通り、「アカクラゲ」は毒を持っていますが、その毒性はミズクラゲやタコクラゲとは比べ物にならないほど強力です。その長く綺麗な触手に触ろうものなら、しばらくの間痛みに苦しむことになります。もちろんこれにも個人差はありますが、少なくとも私の場合、後々後悔するほどの痛みでした(腕は平気でしたが皮膚の薄い唇はかなり痛かったです。くれぐれも真似はしないように)
 しかし、「危険な生物」というものにそそられるというのもまた事実。棘の付いたバラは綺麗でしょう?

バラ(棘)




【長い触手は元気な証】

 彼らの特徴でもある長い触手、とても綺麗です。この触手の長さが、彼らの元気のバロメーターになっているということ、ご存知でしたか?これはアカクラゲの限らずほぼすべてのクラゲにも言えることです。自分に合った水流が出来ていれば、この触手は長く綺麗になります。逆に水流が激しかったり穏やかすぎる場合には、彼らも必死になって泳ごうとするためエネルギーを消費してしまい、触手も短くなります。この状態が長引けば長引くほど危険な状態に陥ってしまうため、クラゲ飼育の際は是非水流に気を付けて下さい。
 ただ万が一触手が切れてしまったとしても心配はいりません。すぐにまた生えてきます。彼らの自己再生能力は侮れませんよ。

アカクラゲ





●アカクラゲの生態


【アカクラゲは海でいつ見られる?】

 アカクラゲは日本の沿岸各地で見ることが出来ます。東北の方では7~9月にかけて、関東以南では4~5月にかけての出没が一般的とされています。そのため、海水浴場などでミズクラゲと共に見かけることも多いのではないでしょうか。ただし先ほども記述した通り、ミズクラゲなどに比べその毒性は非常に強力になっています。くれぐれも気を付けましょう。

海水浴





【ミズクラゲを食べる!?驚くべき食性について】

 クラゲは基本的に、動物プランクトンを主食としています。この「アカクラゲ」も例外ではないのですが、なんとこのクラゲ、それとは別にあのミズクラゲでさえも捕食してしまうのです。

mizukurage


 自然界でも食べているということは、自宅で飼育をするうえでもミズクラゲを餌として与える事ができます。私の場合、あらかじめカットしたミズクラゲを小分けにして冷凍保存していました。給餌の際はこのミズクラゲを解凍するだけで良くなるので、作業が大分楽になります。与え方はピンセットでミズクラゲをつまみ、口腕(傘中央から真下に伸びる帯状のもの)にくっつけるだけです。餌としてはミズクラゲ以外にも、乾燥エビ、小魚などを与えることもできます。他のクラゲでは味わうことのできな給餌の楽しみがありますね。


↑海中を漂うアカクラゲ



...Part2へ続く(模様の謎と別名について)

【ネットで入手できるクラゲの種類】販売値段や飼育水槽セットの紹介など。

 ネットやショップなどで販売されている代表的なクラゲ達のご紹介。記事後半では、おすすめのクラゲ飼育水槽や、飼育必需品、あると便利な飼育関連商品、クラゲ長期飼育用品などのご紹介も!



 「癒しのクラゲブーム」が囁かれている今、自宅でクラゲを飼い始める人が増えてきています。
 そのため現在、様々なメーカーからクラゲ専用の水槽が発売され始めているわけなのですが…中には「クラゲ専用の餌」「クラゲ専用の水」など、クラゲ飼育に関する面白い商品を売りに出しているメーカーもあります。
 そこで今回は、ショップや通販などで一般的によく出回っているクラゲ達の紹介を始め、おすすめの最新クラゲ水槽やクラゲの飼育必需品、あると便利な飼育関連商品などのご紹介をしていきます。




<目次>

●安定したクラゲ飼育の秘訣
●通販などで販売されているクラゲ達
●おすすめのクラゲ専用水槽
●クラゲ飼育の必需品
●あると便利な飼育関連商品






●安定したクラゲ飼育の秘訣


【一番の秘訣は、生態や生活史を十分理解しておくこと】

 一般的に飼育が難しいとされているクラゲですが、「飼育のコツ・秘訣は?」と聞かれたとき、私ならば「そのクラゲの生態や生活史を十分に理解しておくこと」と間違いなく答えます。これは他の生物を飼う時にも同様です。その生物の生態や生活史を理解しておくことで、適した水温・水質・餌・水槽などが分かり、安定した飼育が可能になります。
 クラゲを飼うにはまず、「クラゲの知識」を身につけましょう。

▼関連記事
【クラゲ飼育図鑑総集編】自宅で飼育出来るクラゲ達を種類ごとに解説!生態・生活史・魅力・毒性などの説明から飼い方まで。おすすめの図鑑や飼育セットもご紹介します!





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●通販などで販売されているクラゲ達


【知名度の高い、メジャーな4種のクラゲ達】

 現在ショップやネット通販などで一般的に扱われているのは、恐らく以下の4種になるかと思います。

・ミズクラゲ
・サカサクラゲ
・タコクラゲ
・カラージェリーフィッシュ

 一番オーソドックスな「ミズクラゲ」をはじめ、クラゲのくせにあまり泳がない「サカサクラゲ」、植物のように光合成をする「タコクラゲ」、見た目はタコクラゲなのにカラフルな色が特徴的な「カラードジェリーフィッシュ」。この4種が扱われていることが多いようです。以下、一種づつ詳しくご紹介していきます。



【ミズクラゲ】

 クラゲを代表するクラゲ、「ミズクラゲ」。その知名度の高さからかなりの人気がありますが、飼育難易度はクラゲの中でも割と高めです。というのも、個人的には形が崩れやすい種だと思うからです。水流が適していなかったり栄養不足・給餌量不足が生じるとすぐに歪になってしまいます。飼育のポイントとしては、「頻繁な給餌」、「栄養バランス」、「適切な水流」などが挙げられます。


↑夏季限定で扱っている所も多いため、品切れには注意。



↑こちらは5匹セットになっています。

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【サカサクラゲ】

 クラゲのくせにほとんど泳がない「サカサクラゲ」。このサカサクラゲは、恐らくこの4種の中では一番飼育しやすい種だと思います。というのも、クラゲを飼育する上で一番厄介な「水流」の問題を一切考えなくていいからです。一日中底やガラス面などに張り付いているので、濾過槽に吸い込まれていく心配もほとんどありません。
 ただ、唯一気を付けて頂きたい点があります。それは、「サカサクラゲは光合成をする」ということ。体内に褐虫藻という藻類を共生している彼らは、光を浴びることで養分を得ています。もちろん餌も食べますが、ライトの光量不足には十分気を付けて下さい。
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↑「泳がないクラゲ」というのも、見てて中々面白いものがあります。




【タコクラゲ】

 可愛らしい水玉模様とせわしなく泳ぐその姿から、かなり人気の高いクラゲ、「タコクラゲ」。実は彼らもサカサクラゲ同様体内に「褐虫藻」を共生させているため、光合成をします。餌をいくら食べさせたとしてもライトの光量が不足してしまうと縮んでいってしまいますのでご注意を。クラゲの中でも泳ぐのがかなりうまいので、ミズクラゲ程は水流に気を使わなくても良いかもしれません。
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↑こちらもかなり人気となっているため、品切れにはご注意を。




【カラージェリーフィッシュ】

 「カラージェリーフィッシュ」は、タコクラゲの仲間になります。その色彩は様々で、それにより呼び名(例:ブルージェリー)も変わってきます。飼育方法はタコクラゲと同様で問題ありません。同じく遊泳力も高いので、水流を気にしすぎる必要はありません。ただしこちらも、光量不足には気を付けてください。
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↑ブルーカラーのカラージェリー(ブルージェリー)です。


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↑ホワイトカラーのカラージェリー(ホワイトジェリー)です。


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↑チョコレートのカラージェリー(チョコレートジェリー)です。



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●おすすめのクラゲ専用水槽


【安くてシンプルなクラゲ水槽から最新の物まで】

 近年様々なメーカーから「クラゲ専用水槽」が発売されています。お値段数千円のお手軽でシンプルな水槽から、LED搭載・最先端な超高級水槽まで実に様々です。クラゲそのものの癒し効果はもちろんですが、飼う水槽によって更にその効果は倍増されます。また見た目だけでなく、その機能や付属品にも着目して下さい。始めから濾過槽や照明が付いているものもあればそうでないものもあります。こればかりは個人の自由ですが、値段が張るものにはやはりそれなりの価値がありますね。

①くるくるクラゲ水槽(カミハタ)

 激安のクラゲ水槽。水流を回すためにエアーポンプが別途必要です。
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▼関連記事
【くるくるクラゲ水槽】今話題のカミハタ激安水槽!果たしてその性能は?


②海月水景シリーズ PICO(ピコ)

 おすすめNo.1クラゲ水槽。エアーポンプ・照明・比重計・海水の素など、生体以外が全てセットになっています。



③Orbit20(オービット20)

 インテリア性の高いクラゲ水槽。濾過槽が内蔵されているので、コンセントに繋ぐだけでOK!
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④キュービック ジェリーフィッシュアクアリウム

 最上級の大型クラゲ水槽。お値段は高めですが、一級品です。





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●クラゲ飼育の必需品


【餌・照明・海水などの飼育必需品紹介】

 「生体」と「水槽」が揃ったからと言っても、これだけではまだクラゲを飼育することは出来ません。他にもいくつかのアイテムが必要になってくるわけですね。
 そこでここからは、クラゲの飼育に必要不可欠な商品を一挙にご紹介していきます。海水の素や餌についてはどのクラゲにも一概に必要と言えますが、その他のヒーターや照明に関しては飼育するクラゲの種類によっては必要になります。ご注意を。

・海水の素
・クラゲの餌
・照明(サカサクラゲ・タコクラゲ・カラージェリー)
・ヒーター(サカサクラゲ・タコクラゲ・カラージェリー)




【海水の素】

 これがなければ話になりません。塩素中和剤が配合されているものが多いため、ほとんどの場合は水道水で溶かすとすぐに使えます。完全に溶けきったら必ずしばらく置いてから水槽に入れてください。

◆インスタントオーシャン プレミアム

 サンゴ飼育に特化した海水の素は、同じ仲間であるクラゲにも最適。
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◆カミハタ クラゲ水槽用 海水の素

 「カミハタ」が販売しているクラゲ水槽用の海水の素です。成分的には一般的な海水の素と何ら変わりはありません。
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◆足し水くん(クラゲ水)

 天然の海洋深層水です。生体への負担も軽減でき、保存もしやすいパッケージはかなりのおすすめです。
  
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◆クラゲの飼育水

 小型水槽での飼育には向いていますが、換水頻度が高いor大型の水槽であるのならば逆にコストがかかってしまうかも...。
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【クラゲの餌】

 クラゲにももちろん餌は必要です。自然界では小型のプランクトンを捕食しているため、なるべくそれに近しいものを選んであげると良いでしょう。
 またクラゲは非常に大食漢なため、毎日餌を与えなければ日に日に小さくなっていってしまう恐れがあります。しかし餌を与えるということはつまり水が汚れてしまうということ。水質に敏感な彼らにとってはこれも問題です。だからといって餌の量を少なくするのではなく、水換えの手間など全て含めて可愛がってあげて下さい。

◆カミハタ クラゲのエサ

 「カミハタ」の開発したクラゲ専用の餌。与えやすいように注射器が付属しています。
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◆クラゲのごはん

 クラゲやサンゴに最適な人工プランクトンスポイト付き。
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◆ブラインシュリンプ(卵)

 海水に入れて24時間で孵化するプランクトン「アルテミア」の卵です。こちらはクラゲだけでなく、稚魚や小型生物にも最適です。
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◆ブラインシュリンプエッグ(殻無し)

 上記「アルテミア」の卵自体を餌に加工した商品。栄養価は抜群。
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▼関連記事
【クラゲの餌やり】給餌方法や餌の種類について




【照明】

 「サカサクラゲ」、「タコクラゲ」、「カラージェリーフィッシュ」は体内に褐虫藻と言う藻類を共生させているため、光合成をします。もちろんそのためには「光」が必要不可欠。なるべく光量の強いライトを付けてあげましょう。

◆エーハイム LEDライト(BBB)

 有名メーカー「エーハイム」が発売している小型ブルー照明。小型ながらもなかなかの照度です。
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◆クリスタルエリート20(マリンブルー)

 照度の高いLED照明。口金E26のクリップライト等に取り付けて下さい。
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【ヒーター】

 サカサクラゲやタコクラゲ、カラージェリーフィッシュなど、クラゲの種類によってはヒーターが必要になります(ミズクラゲは低水温に強いため不要)。ヒーターは主に、「サーモスタット内蔵タイプ」と「サーモスタットに接続が必要なタイプ」の2種類が存在します。
 「サーモスタット内蔵タイプ」のヒーターは値段が低めですが、本体が壊れるとサーモスタットごと交換しなければいけません。一方の「サーモスタットに接続が必要なタイプ」のヒーターは、お値段こそややお高めですが、もし交換が必要になったとしても多くの場合ヒーターのみを買い換えれば済みます。長い目で考えると、「サーモスタットに接続が必要なタイプ」のヒーターのほうが安上がりになるかもしれません。しかし、よりコードが少なく水槽回りがスッキリとするのは「サーモスタット内蔵タイプ」のヒーターです。ただこちらは自分で温度設定ができませんのでご注意を。
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●あると便利な飼育関連商品


【超便利なおそうじグッズや水換えグッズ。クラゲを長生きさせる商品も...!?】

 クラゲは意外にも、魚以上にたくさんの餌を必要とします。それはすなわち、水槽や飼育水の汚れる原因にも繋がるわけですが...なるべく状態良く長期間飼育を行いたいのであれば仕方がありません。そこでここからは、そんな汚れやすいクラゲ飼育水槽の掃除に便利なグッズや、クラゲを長生きさせるマル秘グッズをご紹介していきます。

・メラミンスポンジ
・水換え用道具
・ミズクラゲ長期飼育用品





【メラミンスポンジ】

 ガラス面を優しく撫でるようにこするだけで汚れが綺麗に取れます。多くの餌を必要とするクラゲが入っている水槽というのはどうしても水中の養分が多くなってしまうため、コケなどが生えやすくなります。それに加え、タコクラゲやサカサクラゲ、カラージェリーなどの、光量の強い照明を使用している水槽では特にコケの発育が促進されてしまいます。日々のメンテナンスには、この「メラミンスポンジ」がうってつけです。下のものは便利な柄付きタイプとなっています。
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【水換え用道具】

 水質悪化に敏感なクラゲを飼育する上で、「換水」は必要不可欠です。濾過槽の付いていない水槽で飼育するのであれば基本毎日、濾過槽が付いていたとしても、最低で一カ月に一度は「換水」をすることが望ましいです。そんな時に役立つのがこちらの道具たちです。

◆手動式ポンプ

 手動式のポンプ。お値段もお手軽で、扱いやすい商品です。
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◆電動式ポンプ

 電動式のポンプ。コンセントに繋ぐだけで水を吸い上げる便利品。
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【ミズクラゲ長期飼育用品】

 残念なことに、クラゲの寿命はとても短いものです。およそ半年~一年ほどだと言われています。そこでこちらでは、そんな大切なクラゲ達と少しでも長く暮らせるマル秘グッズをご紹介します。
 ずばりそれは、「水槽用クーラー」です。早い話、水温を20℃程度まで下げることでクラゲの代謝を遅くし、その命を長らえさせることが出来るのです。ただしこれは、先ほどご紹介したクラゲの中でも、「ミズクラゲ」にのみ使用できます。他の種類のものは低水温に適応できないため、ご使用は自己責任にてお願いします。
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【人工クラゲのインテリアアクアリウム】おすすめアイテムを多数ご紹介!

 近年クラゲの人気は急上昇し、自宅でクラゲを飼育できるキットが続々発売され始めました。しかし、クラゲの飼育は観賞魚の飼育に比べかなり難しく、油断しているとすぐ溶けて死んでしまったりしてしまいます。
 そこで今回私カシオがご紹介するのは、電池またはコンセントに繋ぐだけで簡単に飼え、餌も水換えも不要!おまけに死なない!人工のクラゲ達についてです。

人工クラゲ②

最先端の人工クラゲが登場!?


 クラゲはその見た目からわかる通り、体のほとんとが水分でできています。このことはつまり、「クラゲはわずかな衝撃や刺激が加わっただけでも体にダメージを追ってしまう」ということになります。脆いですからね。まさにゼリーのような感じ。そのため、通常クラゲ水槽はクラゲを傷つけない特殊構造になっています。水槽の値段が高くなってしまうのはこのためですね。しょうがないです。
 またクラゲは水質にとってもうるさい生き物でもあります。そのくせ餌は沢山必要になる...。餌を沢山与えればもちろん水が汚れるスピードも速まります。非常に悪循環ですね。
 このように、「クラゲの飼育は難しい」という理由は挙げればきりがありません。しかし、こちらで紹介している「人工クラゲ」は一味違います。水流も水質も気にする必要はなく、おまけに水換えも不要!しかも死なない。まさに嬉しいこと尽くしです。ですが確かに...生きた「クラゲ」とは程遠い存在ではあるでしょうね...そう、少し前までは。
 というのもここ数年、人工クラゲは飛躍的な進化を遂げてきているようです。「人工クラゲって、どうせ偽物のおもちゃでしょ?」と思っていませんか?私はそう思っていました(笑)ですが...最新の人工クラゲは馬鹿にできない精密な仕上がりとなっているようですね。まぁリアルになればなるほど値段は高くなっていくということも言えますけど、それでも生体の維持費を考えると...かなりリーズナブルになっています。




●「クラゲ アクアリウム」


【電気で動く人工クラゲ。LED内蔵でインテリアにもぴったり】

 「人工 クラゲ インテリア」などで検索をかければ真っ先に出てくる商品達です。電池もしくは家庭用のコンセントから電源をとることで、水流が生まれ、水槽の中で本物のクラゲのような動きを見せてくれます。そして嬉しいことにそのほとんどのものにLEDが内蔵されているため、まるで水族館のような雰囲気をかもしだしてくれます。
 ちなみに、クラゲ独特の動きにはヒーリング効果(癒し効果)があるとされているため、動画を見ているだけでも癒されますね。





【本物のクラゲとの違いは?おすすめポイントについて】

 「本当は生きたクラゲを飼いたいけど難しそうだし...でも人工クラゲってよくわからない」という方、多いのではないでしょうか?そこでまずは、「本物のクラゲと人工のクラゲ」の違いや、人工クラゲを飼うメリット、デメリットについてお話しします。

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①餌について

生体クラゲ→最低でも一日一回の餌やり。栄養バランスにも要注意。
人工クラゲ→餌は不要。

②水換えについて

生体クラゲ→濾過槽の無い水槽の場合、毎日水換えを行う必要あり。
人工クラゲ→水換えの必要はほぼなし。
※水が古くなって白濁してきたり、コケが生えてきた場合などには必要です。

③寿命について

生体クラゲ→種類や水温などの環境にもよるが、約半年~1年ほど。
人工クラゲ→半永久的。機械の故障や、シリコン製の本体が劣化するまで。

④値段

生体クラゲ→確保・管理が難しいためか、高額になりがち。また年中を通して手に入れることは困難(夏季限定など)。
人工クラゲ→お手頃なものからお高いものまで様々。高額になればなるほどクオリティは上がる。


 これまで「人工クラゲ」の良いところばかりご紹介してきましたが、個人的にはやはり生きたクラゲをおすすめします!確かに時間・手間・費用を考えると人工クラゲよりもはるかにお高くなりますが、やはり本物の動きに勝るものはありません。これが「人工クラゲ唯一のデメリット」なのでしょうか?
 もちろん商品によってはかなりクオリティの高いものもありますが、それでも生きているクラゲを飼育している者から言わせてみれば、やはりちゃっちく思えてしまうこともありますね。



●おすすめの「クラゲ アクアリウム」


【値段に見合ったクオリティ!あなたはどれを選ぶ?】

 この人工クラゲを使った商品は様々なメーカーより登場しています。名前も「クラゲアクアリウム」「アクアリウム ジェリーフィッシュ」「アクアリウム クラゲ」など多々ありますが、その造りは基本同じです。しかし、やはり安いものはそれなりのクオリティ...値が張るほど、より精密な造りになっているものがほとんどですので、どうせ買うのなら少し贅沢をして長く付き合っていくほうが良いのではないでしょう?
 ということで、以下カシオおすすめの商品のご紹介をしていきたいと思います。


①アクアリウム クラゲ クリア スクエアー ブルー

 ACアダプター付属で、家庭用コンセントから電源をとるタイプです。安全のため、自動電源OFF機能(約4時間でOFF)が搭載されています。こちらの商品のおすすめポイントは、この手の商品の中ではあまり見かけない水槽の形状と、人工クラゲの配色です。LEDに照らし出されたクラゲが何とも言えない幻想的な雰囲気を醸し出してくれます。
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②イシグロ アクアチューブ クラゲ(大)

 「イシグロ」の大人気アクアリウムシリーズ。ACアダプター付属で、家庭用コンセントから電源をとります。やはり一番人気はこの「円柱型」水槽ですね。まるで水族館のような雰囲気があります。この商品のおすすめポイントは、まるで水族館で見たクラゲ水槽のように、LED照明の色がゆっくりと変化していくところです。高級感が感じられ、インテリアとしての存在感は抜群!シリコン製のクラゲがリアルなのもまたいいですね。本体カラーは「ブラック」と「ホワイト」の二種類があります。
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↓同じくこちらも「イシグロ」の、アクアチューブ(クラゲ小サイズ)になります。
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③イシグロ アクアリウム 海の仲間達(クラゲ/イカ/クリオネ/クマノミ)

 「イシグロ」から発売されている、これまた少し変わった形の水槽タイプです。泳ぐのは人工のクラゲだけでなく、イカやクリオネ、クマノミなど、海の人気者たちが勢ぞろいしました。LEDのパターンも三色(赤・緑・青)あり、室内を暗くすることで神秘的な海の空間を演出することができます。本体カラーは「ブラック」と「フロスト」の二種類があります。
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④Illumirium(イルミニウム)~クラゲ付きミニ水族館

 酸素を取り込む循環ポンプを内蔵することでいつまでも綺麗な水を保ち、そこから発せられるマイナスイオンや水音が更なる癒し効果を発揮します。LEDによるイルミネーション機能や、安心な上とてもエコな自動シャットダウン機能(連続4時間稼働後電源OFF)も搭載。リアルな三匹のクラゲがユラユラと泳ぐ、次世代型の人工クラゲアクアリウムです。(USB電源のため、パソコンから給電)
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⑤癒しの人造くらげ (浮遊体アート)【クラゲ3体セット】

 正直これには驚きました。今までご紹介してきた商品よりも格段に高額にはなっていますが、そのクオリティは一見本物と見間違えてしまうほど!それもそのはず、こちらの人工クラゲの素材にはなんと「人工筋肉の開発途中で発見されたもの」を使用らしいのです。これでは確かに「人工クラゲ」ではなく「人造クラゲ」になりますね。滑らかな動きもこの特殊なプラスチックだからこそできる技だそうです。
 ということでこちらの商品のおすすめポイントは、「群を抜くクラゲのクラゲのクオリティ」...だけではありません!なんとこちらの「人造クラゲ」、電球をブラックライトに替えるとイメージが一転し、クラゲが怪しげに発光するそうです(電球は付属していません)。おまけにクラゲ自体のカラーバリエーションも豊富!(ブラックライトによる発光色)この商品は間違いなくカシオおすすめNo1です。
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↓こちらはBLライト(ブラックライト)付きバージョンです。怪しく光るクラゲがまた幻想的
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↓クラゲ本体も別途追加可能です。
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 いかがでしたでしょうか?生きたクラゲに勝るものはない!と思っていましたが、「人工(人造)クラゲ」も馬鹿にはできませんね。いつの日か餌も食べる本物そっくりなクラゲが開発されてしまいそうな気もします(それだと意味ないか...)。確かに手間がかからない生き物というのもそそられますが、その手間こそが一番の楽しみなのではないかとも思ってしまいます。
 やはりクラゲは面白い。何を考えているかわからないですが、それでも太古から生きている大先輩ですからね。大自然・生命の神秘にはいつも驚かされます。それではまた、カシオでした!


クラゲアクアリウム



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【ミズクラゲの成長低迷】何故?長期飼育のポリプが原因か

 最近、発生したミズクラゲ(エフィラ)の成長(食欲)が低迷し、突然死するという謎の現象が頻繁に発生しています。そしてそれらの症状は全て同じポリプ達から発生したエフィラ…。これはもう、エフィラ云々の話ではなく、恐らくポリプ自体に問題があるためだと考えられます。そこで今回はこれらの症状・現象を整理するとともに、今後の課題について考えていきたいと思います。

成長低迷③

原因不明の食欲不振、突然死...何故?




●具体的な症状・現象


【発生したエフィラ達の元気が無い】

 本来、ポリプから遊離したエフィラは自力ですぐに泳ぎ始めます。その動きは大人のクラゲと全く違い、とても活発で力強いものです。この元気に泳ぐ姿を見て始めて、「いいクラゲができそうだ」と感じます。
 しかし、ここ数回発生させたエフィラは最初からあまり元気がありません。今まではエアレーションがなくとも泳ぎ回っていたのに…何故?ぱふぱふとした可愛らしい動き(パルセーション)もあまりせず、ビーカーの底に沈殿してしまう個体が多く見受けられました。元気な個体だけを回収するようにしても、結局原因解明には繋がりませんね。何とかしなければ。

成長低迷





【食欲低迷】

 本来ならば、生まれて間もないエフィラであっても小さなプランクトン(ブラインシュリンプやコペポーダ等)ならばちゃんと食べてくれます。しかし、最近発生したエフィラ達は生後1週間ほどしなければ食べてくれません。それも胃がパンパンになるほど食べるわけでなく、腹6分目?程度…一体何故。
 美しいクラゲに育て上げる過程の中で、この時期の成長具合は非常に重要なもの。この時期にしっかりと栄養をつけさせることで、形の整った元気なクラゲへと成長します。逆に言えば、この時期に不調だったクラゲは成長しても形が美しくありません。そして長生きもしてくれません。それほど重要な時期なのです。そのため...めちゃ心配。






【成長スピードが遅い】

 これは上記の「食欲不振」からも言えることかと思いますが…。成長スピードが著しく低下しました。クラゲは元々大食漢で、餌を食べれば食べるほど大きく成長します。そのスピードは異様なほど早く、逆に餌が足りなければすぐに体が小さくなっていってしまいます。
 もちろんこれはクラゲがまだ小さな時にも同様です。しかしここ最近の食欲不振からか…成長はほぼストップしてしまいました。「餌を食べないのだから成長が遅い」というのはわかります…ですがここ数日、理解し難い現象も起きているのです。それは、「食欲が回復してきたのに成長しない」というもの。
 原因は不明ですが、ここ2~3日でクラゲの食欲不振はやや改善されました。そのためか、動きもややアクティブに?しかし、大きさがあまり変わりません。この時期のエフィラは本来、毎日肉眼で認識出来るほどのスピードで成長をします。ですが今現在、胃がパンパンになるほどの餌を食べるようになったものの、大きさが全く変わらないのです。何故?!






【突然死】

 そして一番の問題がこの、「突然死」です。餌喰いが悪いながらもようやく少しずつ成長してきたエフィラ達。しかし、皆ある程度まで大きくなると突然丸まって全滅してしまいました。一体何故…?
 この「クラゲが丸まって死亡する」という現象は普段、水質の悪化に伴って見られます。アンモニアや亜硝酸、硝酸塩などが水槽内に蓄積されると、敏感なクラゲはたちまち反応し始めるのです。しかし、毎日最低でも一回は全換水をしているこの時期、それはあまり考えられません。水温が異様に高いという訳でも、水が濁っているという訳でもないため、水質自体の問題ではないような気がします。もちろん塩分濃度にも細心の注意を払っているため、これも考えにくい…。となるとやはり、エフィラ…いや、ポリプの時点で何か問題が??






●考えられる原因は?


【やはり長期飼育のポリプが原因か】

 「元気が無い」、「食欲が無い」、「成長しない」、「回復して食欲が戻ってもある日突然死亡する」。これらは全て元を辿れば、ポリプに行き着きます。元気な個体が突然死するのであれば、それは水質に何かしらの問題があると考えられます。しかし今回は、エフィラが生まれてきた時点で異常(元気が無い)が確認されました。これはもう、ポリプに原因があったと考えるのが妥当…ではないでしょうか?

 現在発生させているエフィラは、元を辿れば1枚のネットに着いているポリプ。そしてそのポリプは現在、飼育して1年が経とうとしています。ポリプは本来海で、1年間に1度しかエフィラを出しません(多くは水温の低下する冬に)。しかし、現在育てているポリプはこの1年間に少なくとも5~6回はエフィラを出しています。恐らくこれがポリプの疲労に繋がっているのでしょう。だとすれば、エフィラの発育不足はやはりこの長期飼育のポリプが原因…だと考えるのが妥当でしょうね。

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●今後の課題について


【定期的に新鮮な卵を確保!】

 今後の課題としてはやはり、「元気でたくましいポリプを定期的に確保する!」ということが最優先事項になります。そのためにも、年に一度は新鮮な卵を取りに海へ出向かなければなりませんね。
 今まではポリプを数枚のネットに活着させ、エフィラを確保したいと思ったらその都度1枚を引き抜いぬきエフィラを発生させていました。しかし今回は状況がやや変わり(色々実験したいことがあったため…)、1枚のポリプでのみエフィラを発生させ続けることに…その結果、このような現象に見舞われてしまったのでしょう。ですがこれも良い経験。今後はこのことを生かし、更に安定したクラゲの供給を目指したいと思います。

成長低迷②