タコクラゲ編Part1(魅力と生態について)

 キノコのようなシルエットや、可愛らしく泳ぐ姿などから人気の高い「タコクラゲ」。今回は、そんなタコクラゲの魅力や知られざる生態について、ご紹介していきます。



タコクラゲ
鉢虫綱/根口クラゲ目/タコクラゲ科
学名:Mastigias papua





●タコクラゲの魅力


【クラゲらしからぬスピード!自由自在に泳ぐタコクラゲ】

 可愛らしいフォルムも人気の理由ではありますが、彼らの一番の魅力はやはりその泳ぎ方ですね。ミズクラゲのようなフワフワとした動きではなく、懸命に、せわしなく動き回っているその姿は実に愛くるしいと思いませんか?




●タコクラゲの知られざる生態


【褐虫藻?光合成?タコクラゲの秘密】

 「タコクラゲは光を浴びると、植物のように光合成をする」ということ、皆さんご存知でしたか?



 実は彼ら、体内に「褐虫藻(かっちゅうそう)」と呼ばれる藻類を共生させているのです。「褐虫藻」はタコクラゲが呼吸により排出した二酸化炭素を使用し、他の植物と同じく「光合成」をします。タコクラゲは、その光合成の過程で発生する栄養分をもらい成長していくのです。タコクラゲの体が全体的に茶色く見えるのは、この「褐虫藻」が透けて見えるためです。ただし、タコクラゲは100%「褐虫藻」に依存している訳ではないので、餌も食べなければ死んでしまいます。
 ちなみにこの共生関係、実は「サンゴ」と同じなのです。そもそも、サンゴとクラゲは同じ「刺胞動物」というくくりの生物ではありますが、見た感じ全然似ていませんよね。しかし、サンゴは言うなれば「ポリプの集合住宅」のようなものなのです。彼らは敵から身を守るために、石灰で自分の住まいを造ります。それが、あの「サンゴ」の正体です。なのでサンゴとは、「単体の生物」ではなく「群体」になります。
 話が少しそれてしまいましたが、サンゴもタコクラゲ同様、体内に褐虫藻を共生させているため光合成をすることが出来るというわけです。






タコクラゲは海でいつ見られる?

 タコクラゲも「ミズクラゲ」と同様、夏~秋にかけて関東以南の湾岸で見ることが出来ます。ちなみに、彼らの名前には「タコ」と付いていますが、その由来は、「付属器と呼ばれる足がタコと同様8本ある」ということからきているそうです。空に浮かべる「凧」とは関係ありません。






色の白いタコクラゲは長生きできない!?

 皆さんは水族館などで、色の白っぽいタコクラゲを見たことはありますか?一般的に、このように白くなってしまったタコクラゲは長生きできないと言われています。その原因は、先ほどの「褐虫藻」が関係しています。



 水温や塩分濃度の急激な変化により、生物の体から褐虫藻が逃げ出してしまうことがあります。その結果、今まで褐虫藻の色が透けて茶色く見えていたタコクラゲは、白っぽく透き通った色へと変わってしまいます。こうなってしまったものは十分な栄養分を得ることができず弱り、いずれ死んでしまいます。そしてこの現象は、同じ刺胞動物の「サンゴ」にも起こります。これを、「白化」といい、環境問題の一つとして度々取り上げられています。



...Part2へ続く(水玉模様の秘密と、塩水湖に棲むタコクラゲについて)

シルバーハチェットの学名、飼育方法(餌・水温・混泳)、販売値段

 様々なハチェットフィッシュの種の中でも、古くから知られていて最もポピュラーな種です。
 縦に平たい体の胸部がアーチを描くように張り出している姿が手斧(hatchet)に似ていることからその名が名づけられており、シルバーハチェットは銀色の体色にライン状の模様や柄が入ることが特徴です。
 温和な性格なので小型熱帯魚との混泳は可能で、特に下層部を泳ぐコリドラス等との組み合わせが相性が良いです。餌も水槽面に浮いているものは良く食べますが、その餌を食べに来た他の熱帯魚につつかれてしまう場合があるため背の高い水草があれば良い隠れ家になります。
 上層部を泳ぎ、発達した胸ビレを持っているため水面から飛び出してしまう場合が多く水槽には必ずフタをつけておく必要があります。


シルバーハチェット

カラシン目/ガステロペレクス科/ガステロペレクス属



●シルバーハチェットとは


【学名】

Gasteropelecus sternicla

【分布】

南米

【全長】

約5~6cm

【飼育難易度】

普通

【飼育水温】

23~28℃

【餌】

人工餌料

【混泳】

小型熱帯魚となら可能。コリドラス等も相性良い。

【販売値段】

2匹セット 約800円
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